学んでみよう

模擬講義・学科説明会

13:30 - 17:00 全学部 全学科

法学部

法学科

未来志向の民事紛争解決に向けて

林 圭介 先生

14:45〜14:55 学科説明会
14:55〜15:00 休憩
15:00〜15:30 模擬講義
西5号館 2階 201教室

民事紛争解決の最後の砦は「判決」です。判決で解決できるのは、紛争対象を「パイ」に例えれば法律を使っての「パイ」の取り合いです。一方が「パイ」を取れば、他方が「パイ」を失います。これはある意味「単なる過去の精算」です。当事者間の関係が決定的に破綻することさえあります。これに対して、「未来志向の紛争解決」では両者が民事紛争を契機として「パイ」自体を大きくすることを目指します。当事者間に「過去の精算」を超えた「未来志向の関係」が生じます。これが「未来志向の民事紛争解決」です。また事業再生という極めて緊迫した場面で生ずる法律問題も取り上げます。法律の杓子定規な適用をしたのでは事業が死滅してしまいます。瀕死の事業を再生させるにはかなり思い切った大胆な決断力も必要です。徹底した「未来志向の適応力・対応力」が必要となります。具体的な実践例をもとにして、「未来志向の民事紛争解決」の実現に向けた現状と今後の課題について学びます。

法学部

政治学科

投票に行く方がおかしい?

福元 健太郎 先生

15:30〜15:45 学科説明会
15:45〜15:50 休憩
15:50〜16:15 模擬講義
西5号館 2階 201教室

選挙権年齢の引き下げに伴い、18歳になったら投票に行くように口うるさく言われているかもしれない。しかし、何故投票に行かなくてはならないのだろうか?実は少なからぬ政治学者は、投票に行く方がおかしい、と考えている。講義では合理的選択理論に基づいて説明したい。とは言え、選挙に行かないことには、それ相応のコストも伴う。それはどのようなものなのだろうか。さらに、選挙に出向くとして、どの候補に投票すればいいのだろうか?こうした話題について、政治学はどう考えているかをお話しする。

経済学部

経済学科

因果関係とは何か? - データから因果関係を分析する方法 -

福地 純一郎 先生

14:45〜14:55 学科説明会
14:55〜15:00 休憩
15:00〜15:30 模擬講義
西5号館 2階 202教室

因果関係(原因と結果の関係)の検証は科学の主要な目的と考えられています。古くから多くの哲学者や科学者が因果関係とは何かを論じてきました。現在でも、「因果関係」の意味は分野によって異なります。また、経済学・経営学あるいは人や人の行動を研究対象とする学問(医学、薬学、心理学、政治学など)では、原因と結果の関係を確定させることが簡単ではないことがわかります。この講義では、以下のような順番で、「因果関係とは何か」について考えていきたいと思います。後半、経済学の例を説明します。
1.因果関係のさまざまな定義
2.実験による因果関係の分析
3.ランダム割当て実験による因果関係の分析
4.経済学における因果関係の分析

経済学部

経営学科

企業の経営活動と個人のパーソナリティとの関わり

竹内 倫和 先生

15:30〜15:40 学科説明会
15:40〜15:45 休憩
15:45〜16:15 模擬講義
西5号館 2階 202教室

この講義では、一見すると関係なさそうに見える個人の「パーソナリティ」と企業の「経営活動」との関わりについて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。企業は、固有の目的や目標を達成するために経営活動を行っていますが、その目標達成のためには、会社内の人材(従業員)を適切にマネジメントすることが必要不可欠です。しかしながら、人間はすべて同じではなく、それぞれ異なるパーソナリティを持っているため、適切なマネジメントを行うためには、個人のパーソナリティを理解することがとても重要になってきます。そこでこの講義では、(1)企業の経営活動においてパーソナリティがどのような重要性を持っているのか、(2)皆さんがどのようなパーソナリティを持っているのか、(3)そして個人のパーソナリティが企業の経営活動にどのように活用されているのか、について一緒に考えていきたいと思います。

文学部

哲学科

経験とそれを超えるもの
―なぜ太陽は明日もまた昇ると言えるのか?―

下川 潔 先生

14:45〜14:55 学科説明会
14:55〜15:00 休憩
15:00〜15:45 模擬講義
15:45〜15:50 移動・準備
15:50〜16:15 施設見学
西2号館 4階 405教室

哲学の諸問題の中から、知識の起源と根拠に関わる一つの問題を取り上げます。これは、デイヴィッド・ヒューム(David Hume:1711-1776)が西洋哲学史上はじめて考察した興味深い問題です。通常私たちは、事実に関する知識は調査や観察にもとづいているべきだと考えます。調査や観察(つまり人間の経験)なしには、事実に関する知識は成立しないと考えます。しかし実際には、私たちはしばしば経験的データを超えて、明日の出来事を予測したり、未経験の事柄を信じ込んだりします。明日もまた太陽は昇るはずだと信じ、誰もこれを疑おうとはしません。さて、このような仕方で経験を超え出てしまって本当にいいのでしょうか?これは事実に関する知識の基礎をぐらつかせないのでしょうか?この疑問を大切にしながら、経験とそれを超えるものの関係を考察したいと思います。

文学部

哲学科

日本美術史の楽しみ

島尾 新 先生

14:45〜14:55 学科説明会
14:55〜15:00 休憩
15:00〜15:45 模擬講義
15:45〜15:50 移動・準備
15:50〜16:15 施設見学
西2号館 4階 403教室

日本の美術のなかに「もともと日本にしかないもの」はほとんどありません。仏像は朝鮮から、水墨画は中国から、油絵はヨーロッパから…というように、多くのものは外から入ってきました。しかしそれらは、いつの間にか「日本の美術」へと姿を変えてゆきます。外から取り込んだ様々なものをトランスフォームしながら、オリジナルブランドへと仕立てあげてゆく。それが絵画であるか工芸であるか、というような分類に、さしてこだわることはありません。そんな変幻自在さこそが、日本の美術史の大きな特徴といえるでしょう。この講義では日本の美術史の特徴を、土偶・埴輪・仏像・蒔絵・水墨画など様々なジャンルの作品を見ながら紹介し、それらを勉強する楽しさについてお話したいと思います。

文学部

史学科

アーカイブズから中国西南諸民族の歴史を読む

武内 房司 先生

14:45〜15:10 学科説明会
15:10〜15:15 休憩
15:15〜15:45 模擬講義
15:45〜15:55 移動・準備
15:55〜16:15 施設見学
西2号館 4階 401教室

アジアの各地には、大小さまざまの民族がたがいに共存しつつ暮らしています。そうした民族の歴史をひもとこうとするとき、さまざまな難しさに直面します。なんと言っても歴史資料が著しく乏しいのです。たくさんの国家公認の歴史書「正史」を残してきた中国においても、事情は同じです。しかし、埋もれている記録の断片に目を向けると、今までと違った世界に触れることができます。
じつは少数民族といえども外部から隔絶した生活を送っていたわけではありませんでした。商業や政治、教育などをめぐって外部世界と密接なかかわりを持ち、その過程で訴訟・契約文書、書簡、儀礼文書などさまざまな記録文書を作成しつつ、生き抜いてきたのです。残念ながらこれまでそうした資料が十分に掘り起こされ活用されることはありませんでした。
今回は、多くの戦乱や革命をかいくぐって山村に残されてきたこれらの記録文書をいくつか紹介しながら、資料が製作された時代背景や、中国西南のユニークな少数民族の歴史と文化などを読み解いていきたいと思います。

文学部

日本語日本文学科

物語としての歴史――『平家物語』をめぐって

兵藤 裕己 先生

14:45〜15:25 学科説明会
15:25〜15:35 休憩
15:35〜16:15 模擬講義
16:15〜    施設見学(希望者)
西2号館 4階 402教室

語り物として享受された『平家物語』は、文字を読めない圧倒的多数の階層にも受容されました。鎌倉時代以後の700年におよぶ政治史の推移は、『平家物語』によって規定されたといっても過言ではありません。歴史が物語として受容され、物語としての歴史が、現実の歴史の推移を規定する仕組みについて考えます。

文学部

英語英米文化学科

Oxford: Famous Scholars of Literature and Linguistics

Alison Stewart 先生

14:45〜15:10 学科説明会
15:10〜15:15 休憩
15:15〜16:15 模擬講義
西2号館 5階 501教室

The lecture will present a view of Oxford and its universities, where Gakushuin students have the opportunity to study on short-term or one-year exchange programmes. In particular, I will focus on great Oxford scholars from the fields of linguistics and literature: J. L. Austin (linguistic philosopher), Deborah Cameron (feminist linguist), C. S. Lewis (author and literary critic), and Terry Eagleton (literary theorist).

文学部

ドイツ語圏文化学科

認知言語学への招待 ―ドイツ語、英語、日本語の好まれる言い回し-

清野 智昭 先生

14:45〜15:25 学科説明会
15:25〜15:30 休憩
15:30〜16:15 模擬講義
西2号館 5階 503教室

「文法的にはあっているけれど、ふつうそうは言わない」-外国語を勉強していると常にこのようなことを言われます。それは言語によって「好まれる言い回し」(fashion of speaking)が異なるからです。有名な例に川端康成の『雪国』の冒頭の一文「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国であった。」の英語訳とドイツ語訳の表現の差があります。英語訳では、The train came out of the long tunnel into the snow country.(E. Seidensticker訳)、ドイツ語訳では、Als der Zug aus dem langen Grenztunnel herauskroch, lag das Schneeland vor ihm ausgebreitet. (O. Benl 訳)[直訳: 電車が長い国境のトンネルから這い出てきたとき、雪国が彼の前に広がっていた]となっています。日本語の原文を読むと読者である私たちは主人公と一緒に電車の中にいて窓の外の景色が変わるのを体験しますが、英語やドイツ語では空の上から電車がトンネルから出てくるのを見ています。これは認知言語学で事態の「主体的把握」vs.「客観的把握」と呼ばれている現象です。この講義では様々な例を用いて、ドイツ語や英語と日本語の文法の奥に潜むものの見方に迫ります。

文学部

フランス語圏文化学科

唄からシャンソンへ

ティエリ・マレ 先生

14:45〜15:15 模擬講義
15:15〜15:20 休憩
15:20〜15:45 学科説明会
15:45〜15:50 移動・準備
15:50〜16:15 施設見学
西2号館 5階 502教室

セルジュ・ゲンズブールが作詞・作曲した数多い歌のなかでも« La Chanson de Prévert »(『プレヴェールの唄』)は特別な位置を占める。この作品は非常に繊細で優雅なやり方で過去のフランス詩の伝統を引き継いているのである。タイトルはシュールレアリスムの詩人ジャック・プレヴェールとハンガリー出身の作曲家ジョゼフ・コズマの有名な、ジャズ・スタンダードにもなった唄『枯葉』を想起させる。歌詞には、20世紀冒頭の近代主義詩人ギヨーム・アポリネールの『ミラボー橋』の音色を聴くことができる。この唄を分析して、大衆に向かったシャンソンと文学の相互関係を探りながら、時代によってかわるパリの景色を語りたいと思う。

文学部

心理学科

深層心理学からみた「失敗」

川嵜 克哲 先生

14:45〜15:45 模擬講義
15:45〜15:50 休憩
15:50〜16:15 学科説明会
中央教育棟 3階 301教室

今まで一度も失敗などしたことがないという人はたぶんほとんどおられないかと思います。多かれ少なかれ人は失敗をするわけですが、笑ってしまうような失敗もあれば、ときには人生が変わってしまうくらいの失敗もあるでしょう。人はどうして失敗をするのでしょうか? 心理学にはいろんな種類があるのですが、今回は深層心理学の観点から「失敗」ということを考えてみようと思います。人は失敗したときによく「これは単なる偶然だ」と考えますが、深層心理学はむしろ逆にそこに偶然ではない「意味」を見いだそうとします。そしてこのような見方は単に「失敗」の分析にとどまらず、ノイローゼというこころの病の理解やその治療にもつながっていくのです。今回の模擬講義ではこのような観点から失敗を考えてみたいと思います。

文学部

教育学科

21世紀型の学校教育へ―アクティブ・ラーニングへの転換―

佐藤 学 先生

14:45〜15:30 学科説明会(入試説明会含む)
15:30〜15:35 休憩
15:35〜16:05 模擬講義
16:05〜16:10 移動・準備
16:10〜    施設見学
西2号館 3階 302教室

日本を含む世界の先進諸国は、21世紀型の学校教育を求めて教育改革を推進している。なぜ、授業と学びは改革されなければならないのだろうか。21世紀型の教育は、どのように模索されているのだろうか。そして、新しい時代に求められる学びは、どのような学びなのだろうか。この模擬授業では、これまでの「勉強」が崩壊して「学び」へと転換する様相を小学校、中学校、高校の教室の実例に即して提示し、学習院大学文学部教育学科の教師教育の卓越性について示したい。

理学部

物理学科

生命を支える「究極のマシン」

西坂 崇之 先生

14:45〜15:00 学科説明会
15:00〜15:25 模擬講義
15:25〜15:30 移動・準備
15:30〜16:15 施設見学
中央教育研究棟 4階 401教室

「僕らは何でできていて、どうして動くのだろう?」その謎を解く鍵は、生物を形作るタンパク質を調べることにあります。タンパク質は、ひとつひとつが特有の機能を持つ、精巧にデザインされた“分子機械”です。その設計図は遺伝子に書かれているものの、人間のデザインする機械に比べてあまりに小さいため、どのように働いているかという基本的なメカニズムさえまだまだ分かっていません。
物理学科の西坂研究室では、物理学の知識と最新の実験技術を駆使しながら、タンパク質の動作原理という未解明の大きな謎に挑んでいます。模擬講義では、生物物理という学問の現場で進められている研究の一端を紹介します。模擬講義の後に、実際に研究に用いられている装置と顕微鏡の見学も予定しています。

理学部

化学科

医薬品と有機化学

秋山 隆彦 先生

14:45〜14:55 学科説明会
14:55〜15:00 休憩
15:00〜15:30 模擬講義
15:30〜15:35 移動・準備
15:35〜16:15 施設見学
中央教育研究棟 4階 402教室

皆さんが用いている医薬品の主成分の多くは、炭素骨格を有する低分子の有機化合物です。この講義では、薬局で購入する医薬品、病院で処方せんをもらって調剤薬局で購入する医薬品等に着目し、薬の成分物質である有機化合物の構造、性質、合成法等について、実例をあげて有機化学の立場から解説を行います。

理学部

数学科

名作鑑賞『パスカルの神秘六角形定理』

高木 寛通 先生

14:45〜15:00 学科説明会
15:00〜15:05 休憩
15:05〜15:45 模擬講義
15:45〜15:50 移動・準備
15:50〜16:15 施設見学
中央教育研究棟 4階 403教室

数学には芸術的な側面があります。それは、数学の定理を美しいと感じることができるからです。数学の定理にも名作と呼ぶに値するものがたくさんあります。例えば、皆さんきっとご存知のピタゴラスの定理。これなど、芸術で言えば、巨匠ピタゴラスの名作と言ってよいものでしょう。ただし、数学の場合、定理は、「作る」のではなく「発見する」ので、その点はちょっと違います。さて、今回は、そんな名作のなかで、哲学者としても有名なパスカルによる、若干16歳の時の名作『神秘六角形定理』を鑑賞してもらいます。芸術作品には色々な鑑賞の仕方がありますが、数学の定理もそうです。今回は、パスカルの名作を、パスカルが初めに発見した方法(証明した方法)ではなく、射影幾何学という手法を通して、鑑賞してもらいます。なお、射影幾何学は、レオナルド・ダ・ヴィンチなどのルネッサンスの画家たちが写実的な絵を描くための手法として精力的に研究しました。そんな数学と芸術の直接的関係についても少し触れたいと思います。

理学部

生命科学科

シグナル応答の分子メカニズム

岡田 哲二 先生

14:45〜15:05 学科説明会
15:05〜15:10 休憩
15:10〜15:40 模擬講義
15:40〜15:45 移動・準備
15:45〜16:15 施設見学
中央教育研究棟 4階 404教室

ヒトのような高等動物に限らず、生物個体は実に多様な種類の外的・内的な刺激(シグナル)を識別し、的確な処理や対応をしなければなりません。そのために必要なのは、外部環境からの様々な刺激を受け取ったり、体内で生成するホルモンや神経伝達物質などを検知したりするタンパク質です。ここでは主に、細胞の表面でセンサーとして働くものを取り上げます。例えば動物では、視細胞に光センサーのタンパク質があり、視覚情報の発生を担っています。また、テスト前などに緊張してアドレナリンが分泌されると、心臓や血管にあるタンパク質が検知して、心拍数の増加などの応答を引き起こします。もっと単純な微生物でも、自らにとって有益なシグナルのある方向に移動するといった、いわゆる走性を担うタンパク質が働いています。この模擬講義では、それらのタンパク質について特に進んできている、原子レベルでの立体構造研究を中心に解説します。

国際社会科学部

国際社会科学科

デジタル社会における情報と選択の消費者心理

澁谷 覚 先生

14:00〜14:25 学生トークショー(公募AO入試対策)
14:25〜14:30 休憩
14:30〜15:00 学部説明会
15:00〜15:05 休憩
15:05〜15:45 模擬講義
15:45〜15:50 休憩
15:50〜16:20 学部説明会
中央教育研究棟 3階 302教室

本講義では、2つのトピックを取り扱います。
1つめは、デジタル社会における消費者の情報に対する心理です。今日の消費者を取り巻く情報には、絶えず私たちに向けて勝手に送られてくる情報と、自分から探して取りに行く情報の2つがあります。これらの特性の違いや、これらに対する消費者の心理の違いについて議論します。
2つめは、私たちが行う選択についての心理です。誰もが後悔しないように、なるべくよい選択をしたいと思っています。そのためには、時間をかけて多くの情報を集めてから決めた方がいいのでしょうか。あるいは慎重になりすぎずに、思い切って決めてしまう方がいいのでしょうか。そんな選択の背後にある心理について議論しましょう。
講義のまとめでは、今回のテーマに関する最新の研究から得られるアドバイスを、これから大学受験を迎える皆さんに贈ります。
なお、最後の10分程度は、本学部の2年次からの特色である「専門科目を英語で学ぶ」体験もして頂きます。