学んでみよう

模擬講義・学科説明会

10:00 - 16:00 全学部 全学科

法学部

法学科

民法では何を学ぶの?

岡 孝 先生

1回目
10:00〜10:15 学科説明会
10:15〜10:20 休憩
10:20〜11:00 模擬講義

2回目
13:30〜13:45 学科説明会
13:45〜13:50 休憩
13:50〜14:30 模擬講義

民法、特に契約に関係する条文の大半は私たちの常識に根ざしたものです。例えば、売買契約で通常は売主が物を渡すときに同時に買主が代金を支払います。もし世の中のルールが、まず売主が先に物を渡し、後日買主が代金を支払うというものだったら、何が問題なのでしょうか。買主が物を受け取りながら代金を払わないときには、売主は代金を支払えと裁判を起こせばいいですよね。そのためにかかった費用などは損害賠償という形で、買主に請求できます。しかし、買主に財産がなかったら、いくら裁判に勝っても判決は絵に描いた餅に過ぎません。だからこそ、相手のこと(資力)を知らない者同士では、お互いの義務は同時に行うべきなのです。教科書では、「当事者間の公平のために」認められたものだと説明されていますが、本当の理由は今述べたことなのです。なぜそういうルールがあるのか、それと異なるルールだったら何が問題かを考えること、これが大切です。

法学部

政治学科

投票に行く方がおかしい?

福元 健太郎 先生

1回目
11:45〜12:00 学科説明会
12:05〜12:45 模擬講義

2回目
15:00〜15:15 学科説明会
15:20〜16:00 模擬講義

選挙権年齢の引き下げに伴い、18歳になったら投票に行くように口うるさく言われているかもしれない。しかし、何故投票に行かなくてはならないのだろうか? 実は少なからぬ政治学者は、投票に行く方がおかしい、と考えている。講義では合理的選択理論に基づいて説明したい。とは言え、選挙に行かないことには、それ相応のコストも伴う。それはどのようなものなのだろうか。さらに、選挙に出向くとして、どの候補に投票すればいいのだろうか? こうした話題について、政治学はどう考えているかをお話しする。

経済学部

経済学科

データで見る日本経済

滝澤 美帆 先生

1回目
10:00〜10:10 学科説明会
10:15〜11:00 模擬講義

2回目
13:30〜13:40 学科説明会
13:45〜14:30 模擬講義

「経済」あるいは「経済学」という言葉に皆様はどのような印象を持たれていますか。一般的には、「堅苦しい」とか「お金儲け」とか、そうしたイメージを持たれているのではないでしょうか。中学校や高校における社会や政治経済の授業では、「需要曲線」とか「供給曲線」とか、難しい言葉が並んで、経済学はとっつきにくいというイメージを持っている人も少なくないのではないでしょうか。しかし、実際、「経済」は私たちの生活とは切り離せない関係にあります。そうした、「経済」を「経済学の考え方」を用いて理解を深めていきましょう。本講義では、まず経済学を学ぶ面白さを身近な例を使って紹介します。そして、日本の経済が過去からどのような変化を遂げてきたのか、近年はどういった状況にあるのか、日本経済の健康状態を様々なデータを見ながら一緒に考えましょう。

経済学部

経営学科

企業とのコラボで学ぶ商品開発 ~あるマーケティング・ゼミでの実践~

青木 幸弘 先生

1回目
11:45〜11:55 学科説明会
12:00〜12:45 模擬講義

2回目
15:00〜15:10 学科説明会
15:15〜16:00 模擬講義

変化の激しい市場経済の中で企業が存続し続けるためには、常に、消費者が求めるものを消費者が求めるような形で、つくり提供していくための仕組みづくりが重要となります。このような“売れる仕組みづくり”とでも言うべき企業の活動は、「マーケティング」(marketing)と呼ばれており、その研究は現代経営学の主要な領域となっています。私のゼミでは、このマーケティングという企業活動の意味や意義を、出来る限り具体的且つ実践的に学ぶために、企業とのコラボレーションで市場調査や商品開発、コミュニケーション施策の立案等に取り組んでいます。中でも、ここ数年は、パンの商品開発に取り組んでおり、実際に、提案した商品コンセプトのパンが販売されてもいます。今回の模擬講義では、一部、ゼミ生達によるプレゼンテーションも組み込みながら、ゼミでの学習内容をご紹介していきたいと考えております。ご関心のある方は、どうぞ教室にお越し下さい。

文学部

哲学科

日本美術史の楽しさ -工芸作品を中心に-

荒川 正明 先生

1回目
10:00〜10:10 学科説明会
10:15〜11:00 模擬講義(美)
11:05〜11:30 施設見学

私の授業では、日本美術(特にやきもの)の魅力に関してお話するつもりです。日本のやきものを中心に、そこに表現された世界観と、それが使われた社会とのかかわりについて考えます。日本は紛れもなく世界でも最も魅力的なやきもの文化を育んできた国です。暮らしに親しい食器、暮らしを彩る花器や茶器などを求めることに、大きな喜びを感じている人々は多いと思います。陶芸家がたくさんいることも特徴的です。
私は大学の教師になる前は、長く美術館の学芸員として活動してきました。美術館では実際に様々な作品に触れ、感じたことや考えたことをもとに、展覧会を企画してきました。対象としてきた分野は、主に古代から中世の陶器、桃山時代の茶道具、江戸時代の伊万里や古九谷あるいは京焼の尾形乾山などの陶磁器です。ここでは美術作品を楽しく鑑賞し、そこから研究をどのようにスタートさせるのかをお話いたします。

文学部

哲学科

自我の哲学

酒井 潔 先生

2回目
13:00〜13:10 学科説明会
13:15〜14:00 模擬講義(哲)
14:05〜14:30 施設見学

「自我」への問いは西洋哲学の最も基本的なテーマのひとつである。自分を知ることはたしかに難しい。それにしても、「自我」とか「私」といえば、持続的で何かしら主体的なものがイメージされるのは、いったい何故か。他の人とは異なる自分の意見や個性をもつことが、例えば学校教育などで推奨されるのは何故なのだろう。このあたりの事情を追ってゆくと次第に透けて見えてくるのは、「自我」という概念のもつ驚くべきバイアスである。まずはその問題から入ってみよう。そしてそれは今日の社会や文化のなかで私たちの実存に、あるいは暮らしに何をもたらしているのだろうか。素描と展望を試みたい。

文学部

史学科

史料を通して何が見える? (副題)―史料と歴史学―

佐藤 雄介 先生

1回目
10:00〜10:25 学科説明会
10:25〜10:30 休憩
10:30〜11:00 模擬講義
11:00〜11:10 移動・準備
11:10〜11:30 施設見学

2回目
13:00〜13:25 学科説明会
13:25〜13:30 休憩
13:30〜14:00 模擬講義
14:00〜14:10 移動・準備
14:10〜14:30 施設見学

 歴史学にとって、昔の人々が残した史料・資料(行政文書や日記、手紙、写真、絵巻など)は、欠かすことのできない研究素材です。大学で歴史を学ぶ最大の醍醐味は、このような史料にじかに向き合って、自分なりの歴史像を描き出すことにあると、私は思います。
 大学で史料を通して歴史を見たとき、みなさんは中学や高校で学んだものとは、すこし違う歴史像を発見することになるかと思います。私たちが持っている「常識」が揺さぶられることがあるのです。
 本講義では、桜田門外の変の際、井伊家が江戸幕府に提出した届書(報告書)や公家が幕末に残した皇位継承に関する記録、幕末~明治初期の古写真などを通して、大学で行われる歴史研究の一端をお見せしたいと考えています。「常識」がいかに揺さぶられるのかをすこしでも感じてもらえれば、と思います。

文学部

日本語日本文学科

芭蕉が詠んだ食べ物

鈴木 健一 先生

1回目
10:00〜10:40 学科説明会
10:40〜10:50 休憩
10:50〜11:30 模擬講義
11:30〜    施設見学

2回目
13:00〜13:40 学科説明会
13:40〜13:50 休憩
13:50〜14:30 模擬講義
14:30〜    施設見学

芭蕉は、元禄時代に活躍した俳人で、同時代には小説では井原西鶴、演劇では近松門左衛門がいました。紀行文『おくのほそ道』はよく知られています。当日は、まず芭蕉の人生を簡単に辿り、どのように彼の生き方が変化したかをまとめます。その上で、芭蕉が詠んだ句の中で、食べ物を扱ったものを十句程度取り上げ、それらの句にどのような傾向が見られるかを分析し、併せて、江戸時代の食文化について検討してみたいと思います。

文学部

英語英米文化学科

2種類の否定 ―「文否定」と「構成素否定」―

高見 健一 先生

1回目
10:00〜10:25 学科説明会
10:25〜10:30 休憩
10:30〜11:30 模擬講義

次の2文には、否定を表す no や not が含まれていますが、それぞれどのような意味でしょうか。

(1)a. No shoes are allowed.
   b. No shoes is not allowed.

さらに (1a, b) の主語は、no shoes でまったく同じですが、動詞は (1a) が are, (1b) が is でなければなりません。どうしてこのような違いがあるのでしょうか。
 本講義では、英語の否定が文全体を否定する場合と、文の一部のみを否定する場合があることを示し、否定が織りなす不思議で興味深い現象を解き明かします。

文学部

英語英米文化学科

アフリカ系アメリカ人の歴史と音楽

上岡 伸雄 先生

2回目
13:00〜13:25 学科説明会
13:25〜13:30 休憩
13:30〜14:30 模擬講義

アフリカ系アメリカ人の人々はかつて奴隷として酷使され、解放後も激しい人種差別に苦しんできた。しかし、彼らはその苦難の歴史から、ジャズやブルースといった独特の音楽を生み出し、世界中の音楽に影響を与えた。彼らの音楽の特徴は何か? どのように生まれ、どのように広まっていったのか。ここでは特にシカゴで発展したブルースを取り上げ、なぜ北部の都市であるシカゴで発展したのかを通して、アフリカ系アメリカ人の歴史を振り返ります。たくさんの音楽と映像を紹介する予定。

文学部

ドイツ語圏文化学科

ドイツ人の働き方

伊藤 白 先生

1回目
10:00〜10:40 学科説明会
10:40〜10:45 休憩
10:45〜11:30 模擬講義

残業ゼロ、バカンスは1カ月、でも生産性は先進国トップクラス、と今ドイツ人の働き方が注目されています。その一方で、いやいやドイツにも残業はあるよ、とか、ドイツを理想化しすぎるのは良くない、といった声も。いったい現実はどこにあるのでしょうか。講義では、可能な限りデータを用いて、その実像に迫ります。
さらに、講義では労働政策の日独比較も行います。今日本で進行中の「働き方改革」は、その多くがドイツやEUの政策を大いに参考にしたもの。けれども、よく見ると、一番大事な部分を参考にし損ねているということがわかってきます。なぜそんなことになるのか。それは、ドイツの労働政策に表れるドイツ人の考え方、あるいは「哲学」のようなものを理解し損ねているからではないでしょうか。
ドイツの歴史などにも触れながら、ドイツ人の働き方がなぜ実現するのかを探ります。

文学部

ドイツ語圏文化学科

ドイツ文学に描かれた弱者たち―カフカ、アイヒンガー、エンデ

小林 和貴子 先生

2回目
13:00〜13:40 学科説明会
13:40〜13:45 休憩
13:45〜14:30 模擬講義

学校でいじめられる、肌の色や考え方が違うから社会のなかでつまはじきにされる……あなたがそんな弱者の立場に置かれたら、どうしますか? あるいはそもそも弱者とはどんな存在なのでしょう? 誰が強者で、強者が弱者に、あるいは弱者が強者になることはないのでしょうか?
 本講義では、20世紀ドイツ文学のなかから(なかば恣意的ではありますが)、弱者の視点から作品を書いたカフカ、アイヒンガー、エンデの三人に注目します。カフカとアイヒンガーはユダヤ系の作家で、20世紀前半の反ユダヤ主義的なドイツ語圏の都市(プラハ、ウィーン)に生きており、まさに彼ら自身が社会のなかの弱者でした。エンデはユダヤ系ではありませんが、『モモ』や『はてしない物語』において、学校や社会で居場所のない子どもを主人公にしています。
 文学の魅力は、なんといっても言葉にありますので、とりわけ心に響く表現に注目して、上記三人の作品における弱者の視点から見た世界に迫ってみたいと思います。

文学部

フランス語圏文化学科

映画『ディーバ』で見るパリの歴史と今

中条省平先生

1回目
10:00〜10:25 学科説明会
10:25〜10:30 休憩
10:30〜11:00 模擬講義
11:00〜11:05 休憩
11:05〜11:30 施設見学

2回目
13:00〜13:25 学科説明会
13:25〜13:30 休憩
13:30〜14:00 模擬講義
14:00〜14:05 休憩
14:05〜14:30 施設見学

『ディーバ』はフランス映画の新しい時代を開いたといわれる作品です。ミニバイクを駆って郵便配達をする青年が、あるディーバ(オペラの歌姫のこと)の歌声をカセットテープに録音したことがきっかけになって、暗黒街の争いに巻き込まれるというサスペンス映画です。この映画の数分の一場面を例にとって、そこに登場するパリの風景の意味を読み解いていきます。パリの今は、巨大な歴史の現場にじかに通じているのです。

文学部

心理学科

フォーカシングはこんなにスゴい ―からだの声に耳を傾ける

伊藤 研一 先生

1回目
10:00〜11:00 模擬講義
11:00〜11:05 休憩
11:05〜11:30 学科説明会

アメリカの臨床心理学者、ジェンドリンは、大規模な科学的研究によって、心理療法(カウンセリング)において望ましい変化が生じるときには「クライエント(相談に来た人)がことばにならないが、からだに感じられている感覚に適切に触れている」ことが起こっていると発見しました。さらに「からだに感じている感覚に適切に触れる方法」として、いくつかのステップ、こつをまとめて「フォーカシング」と名付けたのです。フォーカシングでは、からだに注意を向けたときに感じられることばにならない漠然とした感じを「フェルト・センス」と呼んで重視します。
 この方法はツボにはまると劇的な効果をもたらします。そのような例をいくつかあげて説明し、さらに簡単な実習をしようと思っています。

文学部

心理学科

人と人の間 ―社会心理学の立場から人間について考えるー

外山 みどり 先生

2回目
13:00〜14:00 模擬講義
14:00〜14:05 休憩
14:05〜14:30 学科説明会

人間は社会的動物とも呼ばれるように、基本的に社会的な存在です。日々、多くの人に囲まれて生活しているだけでなく、たとえ1人でいるときでさえ、「社会」と無縁ではいられません。そのため、他者に対する関心や社会的な刺激に対する感受性はことのほか強く、その傾向は発達のごく初期から備わっています。人間の社会性は派生的な性質のものではなく、人間性の中核を成すものです。社会的な文脈の中で人間を理解することは、「人間とは何か」という根源的な問いに対する答えを求めることにつながるかもしれません。
本講義では、対人認知、つまり人が相手をどのように見て判断するのかという問題と、他者に対する援助・協力行動という2つの問題に関する研究成果を手がかりにして、私たちが周囲の人々とどのように関わり、どのように社会生活を営んでいくのか、そしてそこで遭遇するさまざまな問題にいかに対処していけばよいのかについて考えたいと思います。

文学部

教育学科

世界の教育・日本の教育 -新時代の学びを求めて-

佐藤 学 先生

1回目
10:00〜10:45 学科説明会(入試説明会含む)
10:45〜10:50 休憩
10:50〜11:20 模擬講義
11:20〜11:25 移動・準備
11:25〜    施設見学

日本を含む世界の先進諸国は、21世紀型の学校教育を求めて教育改革を推進している。なぜ、授業と学びは改革されなければならないのだろうか。21世紀型の教育は、どのように模索されているのだろうか。そして、新しい時代に求められる学びは、どのような学びなのだろうか。この模擬授業では、これまでの「勉強」が崩壊して「学び」へと転換する様相を小学校、中学校、高校の教室の実例に即して提示し、学習院大学文学部教育学科の教師教育の卓越性について示したい。

文学部

教育学科

変化する社会と学校教育-アクティブ・ラーニングの意義―

佐藤 学 先生

2回目
13:00〜13:45 学科説明会(入試説明会含む)
13:45〜13:50 休憩
13:50〜14:20 模擬講義
14:20〜14:25 移動・準備
14:25〜    施設見学

日本を含む世界の先進諸国は、21世紀型の学校教育を求めて教育改革を推進している。なぜ、授業と学びは改革されなければならないのだろうか。21世紀型の教育は、どのように模索されているのだろうか。そして、新しい時代に求められる学びは、どのような学びなのだろうか。この模擬授業では、これまでの「勉強」が崩壊して「学び」へと転換する様相を小学校、中学校、高校の教室の実例に即して提示し、学習院大学文学部教育学科の教師教育の卓越性について示したい。

理学部

物理学科

レーザーでつくる冷たい世界

平野 琢也 先生

1回目
10:00〜10:15 学科説明会
10:15〜10:40 模擬講義
10:40〜10:45 移動・準備
10:45〜11:30 施設見学

2回目
13:00〜13:15 学科説明会
13:15〜13:40 模擬講義
13:40〜13:45 移動・準備
13:45〜14:30 施設見学

レーザー光線を物に当てると、普通は温度が上昇します。レーザーを使った色々な治療について聞いたことのある人は多いでしょうし、鉄を溶接できることを知っている人もいるでしょう。ところが、実は、レーザーを上手に使うと、他のどんな方法よりも低い温度を短い時間で実現することができます。これはレーザー冷却と呼ばれている技術で、30年ほど前から急速に研究が進みました。レーザー冷却は、光自身の性質や、物質が光を吸収する仕組みについての深い理解がもとになっています。自然をより良く理解することで、普段の常識からは思いもよらないようなことも実現できるというのはワクワクします。そして、もっとワクワクするのは、レーザー冷却で実現される冷たい世界は、量子力学の支配する不思議な世界だということです。この講義では、なぜレーザーを使って低い温度を実現できるのか、そして、レーザー冷却で実現できる量子力学の世界について紹介します。

理学部

化学科

地球の歴史を化学で読み解く

大野 剛 先生

1回目
10:00〜10:10 学科説明会
10:10〜10:15 休憩
10:15〜10:45 模擬講義
10:45〜10:50 移動・準備
10:50〜11:30 施設見学

2回目
13:00〜13:10 学科説明会
13:10〜13:15 休憩
13:15〜13:45 模擬講義
13:45〜13:50 移動・準備
13:50〜14:30 施設見学

私たちの住む地球はいつどのようにしてできたのでしょうか。また、生命はどのような環境で進化してきたのでしょうか。今回の模擬講義では、地球の歴史を調べるための分析化学について解説していきます。元素の多くはいくつかの同位体から構成されています。この中には一定の割合で放射壊変するものも含まれます。質量分析計を用いると元素の同位体ごとの割合がわかり、試料がいつできたのかを調べることができます。また、地球表層環境の酸素濃度の変化は、鉄やウランといった元素の酸化還元反応を手がかりに調べることができます。例えば約25億年前の地層からは鉄が酸化されてできた堆積物が大量に見つかります。この時期に酸素発生型の生物が誕生し、酸素濃度が上昇したと考えられています。ちなみに、私たちはこの堆積物を還元し、金属鉄として利用しています。地球環境を化学で理解することは鉱物資源を利用する上でも役立ちます。模擬講義では、最先端の研究についても紹介したいと思います。

理学部

数学科

ピタゴラス数と複素数平面

中野 伸 先生

1回目
10:00〜10:15 学科説明会
10:15〜10:20 休憩
10:20〜11:00 模擬講義
11:00〜11:05 移動・準備
11:05〜11:30 施設見学

2回目
13:00〜13:15 学科説明会
13:15〜13:20 休憩
13:20〜14:00 模擬講義
14:00〜14:05 移動・準備
14:05〜14:30 施設見学

皆さんは中学校で、直角三角形の辺の長さの関係を表す三平方の定理(ピタゴラスの定理)を学んだはずです。定理の関係式が成り立つような自然数の組のことをピタゴラス数と呼びます。具体的には (3,4,5)、(5,12,13) 等のピタゴラス数が4000年の昔から知られていたようです。近代になると、原点を中心とする半径1の円(単位円)の周上にある有理数を座標とする点から、ピタゴラス数を組織的かつ無数に生成する方法が見つかりました。一方、単位円を複素数平面上で考えると、これまでとは違ったピタゴラス数の様相が見えてきます。そこでは、三角関数の加法定理やド・モアブルの定理が活躍します。このように中学・高校で学ぶ数学の様々な分野の交差する場所で、ピタゴラス数がどのような振舞いをするか、この講義でその一端を紹介しましょう。

理学部

生命科学科

アルツハイマー病から考える脳の働き

高島 明彦 先生

1回目
10:00〜10:15 学科説明会
10:15〜10:20 休憩
10:20〜11:00 模擬講義
11:00〜11:05 移動・準備
11:05〜11:30 施設見学

アルツハイマー病は記憶ができなくなることから始まり計算や判断、適切な言葉の選択ができなくなる病気です。例えばてんかんなど脳の病気の治療のため脳の一部を取り除いた後、患者の行動を調べると脳のどの部位が脳のどの機能に関係するのかが明らかになります。アルツハイマー病では最初に特定の部位の神経細胞が死滅します。そこから神経細胞の死滅は広がって新皮質全体が萎縮し、脳の重さは健康な人の2/3になってしまいます。アルツハイマー病では脳の中で何が起きどの部分の神経細胞が死ぬのかがわかると、その症状と脳部位の機能の関係が明らかになって来ます。講義ではアルツハイマー病の進行と脳機能の関係を紹介します。

理学部

生命科学科

昆虫にみる性淘汰の原理

安達 卓 先生

2回目
13:00〜13:15 学科説明会
13:15〜13:20 休憩
13:20〜14:00 模擬講義
14:00〜14:05 移動・準備
14:05〜14:30 施設見学

適者生存という言葉が示すように、生物が見せる様々な特徴(形質)は、より環境に適したものであり、生存競争に勝ち残るために有利だから進化したと考えるのが普通です。しかし生物の形質のなかには、生存にとっては明らかに不利に見えるものが、少なからず存在します。例えば、シュモクバエというハエは、他のハエと比べると複眼が左右に大きく突出し、実際にそれが原因で飛翔能力が損なわれることが知られています。一方、複眼の突出度が高いオスは闘争に勝ち、またメスにも好まれることから、繁殖競争の上では有利に働き、オスはメスよりも突出度が高くなります。このように、単なる生存には関係ないばかりか、むしろ不利にさえなりそうな形質が、片方の性により強く表れるメカニズムを、性淘汰と呼びます。性淘汰の結果生じた形質は、その性の繁殖にとって本当に有利なのか、他方の性の繁殖とってはどうなのか? この問題に関する最近の解釈を紹介します。

国際社会科学部

国際社会科学科

アフリカの教育と経済発展

山﨑 泉 先生

1回目
10:15〜10:45 学部説明会
10:50〜11:30 模擬講義
11:35〜12:15 学生トークショー
(Webアンケートを使った
『在学生とのQ&A』)

2回目
13:00〜13:40 学生トークショー
(在学生が語る『国際社会科学部の海外研修』)
13:45〜14:15 学部説明会
14:20〜15:00 模擬講義

10:00〜16:00 学生とのフリートークとパネル展示
(南2号館2階・3階で実施)

本講義ではアフリカの教育と経済発展について考えます。そもそもなぜ我々は遠く離れたアフリカについて学ぶ必要があるのでしょうか。講義では本題に入る前にまずこの質問を一緒に考えるところから始めます。次に、教育と経済成長に関する理論とアフリカの教育や社会経済状況の概要を説明し、現在アフリカが抱える課題を学びます。そして、それらに基づいてアフリカでどのような教育政策や教育支援が必要かを考えます。授業の最後には、タンザニアを例に挙げ、写真なども共有しながら教育現場のより具体的な課題を共有し、テーマについて理解を深めていきたいと思います。 ※国際社会科学部の英語での専門科目の授業を体験してもらうため、本講義の最後の15分は英語で実施します。

外国語模擬講義

外国語教育研究センター

A communicative task

Paul Stone 先生

1回目
11:45〜12:15 模擬講義1(英語)

In this short class, students will work together in small groups to complete a language-learning task. This task will require students to compare and contrast information and make decisions together. Students will read information from a simple text, share this information in English, and then use English to reach an agreement. The class highlights how students can work together to learn and develop their English skills.

外国語模擬講義

外国語教育研究センター

中国語とはどのような言葉なのだろうか

小野 泰教 先生

2回目
12:20〜12:50 模擬講義2(中国語)

最近街中で中国語を見かけたり耳にしたりする機会が増えてきました。中国語による案内表示やアナウンス、そして日本を訪れた中国語圏の人々の話す中国語などです。私たちにとって身近になりつつある中国語とはどのような特徴を持つ言葉なのでしょうか。この模擬講義では、中国語に初めて接するという方を対象に、漢字の字体や発音の仕方・表記法といった中国語の基礎知識について解説します。さらにそれらを踏まえ、簡単な挨拶言葉をネイティブらしい発音で表現できるよう練習してみたいと思います。この模擬講義を通じて一人でも多くの方が中国語に関心を持ってくださることを期待しています。