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Close-up Seminar

法学科

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商法演習(会社法研究)

お家騒動や事業売却。一体、企業の中では、何が起こっているのか

様々な企業活動の、
ルールを定める「会社法」。

 当ゼミがテーマとする「会社法」は、民法・刑法とは異なり、捉えにくいイメージがあるようです。しかし、実はとても身近な法律で、ウェブニュースでも企業の“お家騒動”や株主総会の話題など、よく見かけることでしょう。そういった企業のあらゆる活動のルールを定めているのが会社法です。言い換えれば、会社法を知ることは企業、経済の仕組みを知ることであり、社会人になってもとても役立つことなのです。例えば複数の事業を持つ企業が経営を立て直すために、あまり儲かっていない事業を切り売りしたいとします。そのときに、「どのような方法で売却できるのか」ということも、会社法を学ぶことで理解できるようになります。

 また、各時代で内容が見直されるのも、会社法という法律の面白さですね。最近では、会社法の改正を検討する政府の会議で、株主総会の資料をもっとデジタル化してはどうか、といった議題も検討されています。

実際の法務に触れながら、
アクティブに法律を学ぶ。

 会社法を学ぶ当ゼミでは、「現場でどう使われているのか」ということを大切にしています。年に一度実施する「校外学習」では、信託銀行や商社など、実際の企業へ赴き、法務の方のお話を聞きます。また、「企業事例研究報告」では、学生が興味のある企業を選び、その企業を素材とした事例研究を行います。加えて、「判例報告」も特徴的です。会社法の裁判例の検討・分析を行いますが、普段の講義では裁判例の全文に触れる機会は少ないので、新鮮な驚きと学びがあると思います。

 これから法学部を志すみなさんには、ぜひ「主体的に考え、発言をする」ことを意識してもらいたいです。日頃の勉強では、内容を聞くだけ、テキストを読むだけになりがちです。そのような受け身ではなく、常に批判的な意見を持ち、内容を検証して、自らの学びを確立していただきたいと思います。それは、リーガルマインドを身につけるうえでも、とても大切な素養となります。

松元暢子 教授

東京大学法学部卒業。ハーバード・ロースクール卒業。司法修習生、弁護士事務所勤務、東京大学大学院法学政治学研究科助教、学習院大学法学部准教授を経て、2016年より現職。専門:商法。

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