HOME > おもしろい授業をしています INDEX > Close-up Seminar/教育学科

Close-up Seminar

教育学科

写真

初等体育科教育法

逆上がりができる過程を大切に、児童を一番に考える先生に

体育の得手、不得手より
指導技術が重要

 多くの学生が小学校教諭を目指す本学科では、全教科について、それぞれ指導法を学ぶために、指導案を作って模擬授業を行います。私が担当する体育も同様です。教師になる以前に、教育実習に向けて体育指導ができるように学びます。

 体育が苦手という学生もいますが、大切なのは指導できること。自分ができなくても児童ができるように教えられる技術分析力と指導力があれば問題ありません。感覚的に鉄棒ができる人よりも、うまく教えられることもあります。そして、この教科には危険が伴うため、何より児童の安全が一番です。それは「鉄棒ができるようにする」こと以上に大切なことです。

模擬授業では
先生になりきる

 授業ではまず実技を実際に行ってから、グループごとに指導案を考え授業計画表を作って模擬授業を行います。先生役も児童役も互いに学生です。模擬授業での確認ポイントは、指導案通りに進行しているか、45分という授業時間に収まっているか、児童への言葉かけができているかなどがあります。また、集団把握ができているか、安全性の確保や目配りができているかなども注意して見ています。

 創作ダンスの模擬授業では、与えられた音楽に合わせて児童役がグループでダンスを創作します。本学科では、「ホーム」という単位の少人数グループで活動するので、模擬授業もホームごとに先生役と児童役に分かれます。先生役は、緊張や照れもあり、大きな声が出せなかったり、準備運動で体が大きく動かせなかったりしますが、終了後の振り返りでほかの学生の意見を聞き、互いに評価し合うことでそのことに気づき、さらに充実した授業を行うための方策を知ることができます。

 本学科の学生はモチベーションが高く、自ら率先して学校ボランティアなどを行い、現場でのスキルを習得する機会が多く、教員採用率も上々です。模擬授業で実際に授業を進めるときのイメージをつくって、安全な授業に臨んでほしいと思います。

佐藤陽治 教授

筑波大学大学院体育研究科健康教育学専攻生理学専修修了。体育学修士。1982年学習院大学体育科(現スポーツ・健康科学センター)着任。専門:テニス、健康教育学、スポーツ科学。

肖像