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Close-up Seminar

国際社会科学科

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伊藤先生から、
世界経済の
“現在”を学ぶ

国際社会科学部国際社会科学科3年

麦田菜々子

東京都・都立文京高等学校 出身

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伊藤元重先生のゼミでは、学生がそれぞれ興味・関心のある企業や業界について研究し、その内容を発表します。発表は一枚のスライドに対して2分の口頭説明という形のため、本当に伝えたいことが何かを考え、要点を絞る必要があります。そのおかげで、プレゼンスキルはかなり鍛えられました。また、このゼミの魅力は何といっても伊藤先生から学べる、という点です。幅広い業界でご活躍されている先生なので、世界の経済についてリアルタイムな情報を教えていただく機会も多く、とても勉強になります。前期に同じく伊藤先生のゼミでAIと産業用ロボットについて調べましたが、このAIの活用について、これからさらに深く研究していきたいです。

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専門演習Ⅱ

他店より高額な
コーヒーを売る
スタバが、なぜ人気?

「サードプレイス」という
価値が、成功の鍵

 今や世界中に広がったスターバックス(以下スタバ)。マクドナルドやセブン-イレブンのコーヒーが100円前後なのに対し、スタバでは400円前後のコーヒーが売られています。元々アメリカではコーヒー1杯1ドルが普通で、それ以上では売れないというのが定石でしたが、なぜスタバは成功したのでしょうか?

 「3ドル以上の価格で、従来と違う商品を提供しているのだということを、消費者に理解してもらえた」ことや、「『淹れ立て』『〜フレーバー』など他店とは異なる選択肢」などが成功の理由として挙げられますが、最も重要なのは「サードプレイス」というキーワードです。自宅でも職場でもない第3の居場所としての価値を認めてもらえたことなのです。

 また、そのために最初から全面禁煙を打ち出したことも大きく影響しています。従来はカフェで完全禁煙を打ち出すなど考えられなかったわけですが、禁煙にしたことで、「スタバはそういう(他店とは違う特別な)空間なのだ」とワンランク上の価値を認識してもらえたのです。

社会に目を向け
学問的議論を深めよう

 本演習では、関心をもつ身近な企業の経済活動について各自の視点で調べ、発表します。社会に出たときに、学問的な議論と実践が結びつくと、社会が多角的に見えてくるからです。そのためにも、まずは「food for thought(考えるための食べ物)」を学生に提供するのが教員の役割と考えています。そのうえで学生自らが問題を設定し、自分で考え、プレゼンテーションし、それを他の人とディスカッションするという流れの中で、社会で求められる力を身につけてもらいます。

 大学では、まずは自分の興味あるひとつのことを深く掘り下げてください。勉強でなくてもよく、それに向かって取り組む過程が大事です。また、社会に目を向けることも大切。本学科は海外研修が必修なので、日本とは違う社会で、新しいものをたくさん見てきてほしいです。

伊藤元重教授

ロチェスター大学大学院経済学部博士課程修了。ヒューストン大学助教授、東京大学・大学院教授などを経て2016年より現職。社外取締役を歴任、東京大学名誉教授。専門:国際経済学。

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